セパレート帰省は交通費節約になるのか?4人子供を育てる夫婦が検証してみた話

家計

いま静かに広がっているセパレート帰省。

交通費の節約にもなるので、我が家でも結構前から導入しています。

今回は6人家族を例にとって交通費がいくら違うかを検証してみたいと思います!

結論としては3倍以上の開きが出ています!

セパレート帰省とは何か?

セパレート帰省とは『夫婦それぞれが別々に帰省をするもしくは片方だけ帰省をすること』です

昭和の時には一般的だった拡大家族は、結婚をすると奥さんが旦那さんの実家に入り、夫婦ともども旦那さんの両親と同居するスタイルでした。

この時には家賃や食費や水道光熱費などの生活コストが節約になる金銭的なメリットに加えて、子育ての家事負担を子供の人数を上回る大人の人数で分担対応することができるオペレーション面のメリットがありました。

一方で「嫁姑問題」に代表されるようなコミュニケーション面の負担や、自由に住まいの場所を選べないといった仕事とプライベートの自分らしい生活設計上の課題もあって、最近では次第に少なくなってきましたね。(個人的には親御さんの自宅の敷地内で個建を別建てして住んでいるご家庭がうらやましい!!)

現代の旦那さんは奥さんの意見を尊重する方が増えていていい傾向にあると思います。

奥さんの負担(不満)の1つに旦那さんの実家への帰省を定期的に行う日本の文化習慣の負担感があります。

また、旦那さんが奥さんの実家へ訪問をすることについては

『嫌という訳ではないが毎回行くのもおっくう』

という気持ちもあり、共働きで夫婦共に忙しいという現代子育て世代にとってセパレート帰省は現実的な選択肢になってきている、という背景がありますね。

旦那さん
旦那さん

仕事と子育てで疲れているので、休みの時は少しゆっくりしたい

奥さん
奥さん

自分の両親に孫を見せてあげたいし、子供の世話を両親が見てくれて助かる

本音は人それぞれ☆彡

夫婦それぞれが帰るパターン

それぞれの実家に帰る方法で、我が家では年末年始がこのパターンです。

旦那さんは仕事の都合でまとまった休みが取りにくく、連休期間中になると保育園や小学校が一斉に休みになるので、奥さんが子供たちを連れて里帰りをします。

里帰りの移動の時だけ旦那さんが一緒に行ってすぐに帰ってくる場合や、奥さんの家族が迎えに来て一緒に帰るパターンなどがあります。

夫婦どちらかが帰るパターン

少し短い休みの時や4人いる子供の一部だけ連れて帰るという場合です。

我が家の場合には、旦那さんが仕事などでたまに奥さんの実家の大阪へ行くときがあり、その時に子供を2人だけ連れて大阪へ行く時があります。

また連休期間中に帰省ができなかった時に3連休を活用して、奥さんが子供を2人だけ連れて帰る場合があります。

連れて帰る子供は1人の時と2人の時がありますが、夫婦どちらかが帰るというパターンの時には3人や4人連れて帰るということは少ない傾向にあります。

大型連休中の帰省交通費

節約貯金ブログとしては交通費の節約は欠かせません!

家庭の貯蓄に大きな影響を与える特別支出が、繁忙期でどのように変化する確認してみましょう。

新幹線の繁忙期

東京大阪間の東海道新幹線は厳密には最繁忙期と繁忙期の2種類があります。

一般的には最繁忙期が大型連休ということになりますが、今年(2025年)は

『 1月1日〜6日、4月27日〜5月6日、8月10〜19日、12月28〜31日 』

この4回が該当します。

最繁忙期になるとどうなるかというと

  • 大人1人当たり400円の料金が加算される
  • 自由席設定がなくなり全て指定席になる

という変化があります。

東海道新幹線は小学校入学前の乳児・幼児が無料、小学生が小人料金となっていますので、自由席で移動ができなくと子育て世代の交通費は急増することになります。

繁忙期と閑散期の交通費の違い

では大人2人、小学生1人、乳幼児3人の場合で東京大阪間新幹線の往復交通費が繁忙期と閑散期でどのくらい違うか検証します。

通常時の料金は以下の通りで、最繁忙期は+400円、閑散期は-200円です。

  • 普通車自由席大人料金 13,870円
  • 普通車自由席子供料金 6,930円

です。

通常帰省(最繁忙期期間)の場合

  • 大人 (13,870円+400円) × 2名 × 往復 = 57,080円
  • 小人 (6,930円+200円) × 2名 × 往復 = 28,520円(大人の膝上で1席で大人1人乳幼児1名座る形であれば指定席不要)
  • 合計:85,600円(痛い!)

全席指定席になる関係で、基本的には子供1人も1席の予約が必要です!

通常時でセパレート帰省をした場合

  • 大人 13,870円 × 1名 × 往復 = 27,740円
  • 小人 大人1人につき乳幼児2名迄無料。2人連れて帰るので0円
  • 合計:27,740円

3倍以上の開きが出てきます。

これはもちろん移動する人数がセパレートの兼ね合いで半分になるこもありますが、最繁忙期間で席予約のルールが変わる影響もあります。

セパレート帰省を選ぶ理由

年々セパレート帰省をする夫婦が増えていると思いますがその理由を考えてみましょう♪

日程調整の負担軽減

子育て世代の多くは夫婦共働きというご家庭が多いと思います!

その場合仕事の休みを同時に合わせて取得するというのがとても大変です。

その点セパレート帰省では夫婦片方の日程調整だけできれば、あとは子供たちはあらかじめ決められた学校や保育園の休みの日が分かりますので、その予定と付け合わせると帰省の計画を立てやすくなるといったメリットが挙げられます。

相手方家族への気遣い

結婚すればもちろん家族というのは間違いありません!

ただ、多かれ少なかれ誰しも相手方の両親や家族兄弟には気を使うのではないでしょうか?

時には気遣いをして感謝の気持ちを伝えるといったこともとても大切なことだと思います。

しかし毎年義務的に年に数回は帰省をしなければならないといったことになると負担感も出てくるというのはある面では事実なのではないでしょうか。

自由な時間がつくれる

共働き夫婦、特に子育て世代の日常は本当に目まぐるしく忙しいです!

これは平日に限ったことではなく子供たちが終日家にいる土日も同じようなこと(もしかすると平日以上に・・・)があります!

その中で久しぶりの連休というタイミングで夫婦のどちらかが子供たちを連れて実家に帰ってくれるということで、残る片方の旦那さんもしくは奥さんにとっては久しぶりに自分の時間を満喫することができるといったメリットも生まれてくると思います

交通費の節約になる

上の方でご説明させていただいた通り、長距離移動の人数が減る分、また少人数であれば繁忙期をずらすことができるといった調整も容易になるため移動交通費を大幅に削減することが可能です!

帰省交通費というのは月次の家庭の支出に入れていないという人も多いのではないでしょうか?!

我が家でも年間を通じた支出の計算の振り返りを毎年必ず行いますが、その際に意外な盲点となっているのがこの帰省交通費の部分で、毎年少なくとも10万円以上の支出が計上されているので、そこまで小さい数字でもないと言ったのが正直な感想です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

我が家の見解としては『 セパレート帰省はもちろんあり! 』という見解です。

コスト面もそうですが、手軽さというのも我が家の考えに合っていると思っています☆彡

皆さんもいろんな方法を検討して自分たちのライフスタイルに合った方法を探してみてください♪

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